完了しました
日本三名園の一つで、梅の名所として知られる水戸市の偕楽園で9日、初夏の風物詩「梅の実落とし」が始まった。
園内には約3000本の梅の木があり、熟す前の実を落とすことで木に栄養を行き渡らせ、翌年にきれいな花を咲かせる。この日は職人らが長さ約4メートルの竹ざおで枝を揺らし、次々と青い実を落とした。
偕楽園公園センターによると、今年3月の開花時期に降雪があった影響で、収穫量は例年の7割にとどまる見込みという。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止されていた梅の実の一般向け販売は、3年ぶりに再開される。
作業は10日も行われ、梅の実は11日に現地で販売される。